ショート×字幕焼き込み量産

ショート×字幕焼き込み量産|“視聴維持×理解×CV”を同時に上げる制作テンプレ&SOP

ショート動画は「一瞬で離脱される」のが前提。だからこそ字幕の設計で勝敗が決まります。
耳が塞がれた環境でも意味が伝わり、テンポを壊さず、CTAへ迷わず進める——そのために必要なのは撮影→書き起こし→整形→デザイン→焼き込み→公開→検証一気通貫SOPです。
本稿は、誰が触っても同じ品質で量産できる“型”を、7日で稼働させる実装ロードマップとしてまとめました。

完成イメージ(要点)

  • 縦1080×1920/安全域:左右80px・下部200px
  • 字幕:最大2行・各行12〜16文字・CPS 12以下・行間140%
  • 色:本文#FFFFFF+下地#000000 65%透過・キーワード1語だけアクセント
  • タイミング:発話先行-50ms/遅延終端+120ms(読みやすさ優先)
  • CTA:終盤0.8秒「無料チェックはこちら」+固定終了画面

KPI設計:視聴維持→理解→行動の3層

「表示回数」は環境要因が大きい。運用で動かせるKPIを3層に分け、因果で語ります。

指標 意思決定
先行(視聴維持) 前半3秒保持/完視聴/平均視聴率 フック/字幕速度/テロップ領域
支援(理解) 保存/再生リピート/コメント率 要点の分割/強調語/図解の挿入
北極星(行動) プロフィール遷移/リンクCTR/CV 字幕内CTA/終了画面/固定ポスト

レポートは先行→支援→北極星で因果を説明。「何が効き、次に何をやるか」を1分で決めます。

プロジェクト設計:役割・命名・フォルダ標準

  • 役割:企画→撮影→書き起こし→整形→デザイン→QC→公開→レポ
  • 命名:YYYYMMDD_企画名_shNN_v01.mp4/字幕_srt_v01.srt/プロジェクト_prj
  • 階層:案件/企画/素材(raw, audio, srt, export, thumbs)/ドキュメント
  • 版管理:v01→v02は差分をログに。誰が・何を・なぜを1行で残す

画面テンプレ:縦比・安全域・テキスト仕様

項目 推奨 理由
解像度 1080×1920 30fps(動き多は60fps) 主要PFで最適
安全域 左右80px/下200px/上120px UI被り回避
テキスト 本文28〜40px相当/行間140% 小画面でも判読
行数 最大2行(原則1行) 視線移動を最小化
強調 1カット1語まで 多用は雑音化

テンプレPSD/AE/Mogrt/キャプションスタイルは共通配布し、誰でも同じ“見た目”に揃えます。

字幕フロー:音声→テキスト→整形→タイミング

  1. 音声抽出:動画からWAV/48kHzを出力。ノイズ軽減は軽めに。
  2. 書き起こし:自動文字起こし→辞書で固有名詞補正。
  3. 整形:句点で区切り、12〜16文字/行・最大2行へ分割。不要語は削る。
  4. タイミング:読み速度に合わせ開始-50ms/終端+120ms。前後カットは0.12〜0.18秒余白。
  5. 焼き込み:スタイルプリセット適用→安全域内に固定→書き出し。

“意味単位”で区切るのがコツ。助詞で改行しすぎると意味が割れるので注意。

デザインルール:フォント/色/ボックス/強調

  • フォント:ゴシック系(日本語/数字の視認性重視)
  • 色:本文#FFFFFF/影またはアウトライン1px/下地#000 65%透過
  • 強調:キーワードのみ色変更orウェイト↑(1カット1語)
  • 装飾:絵文字は1文1個まで/効果音の表記は最小限
  • 位置:カメラフレームと被らない高さ(下部セーフ内)

字幕は可読性>演出。派手なアニメは最小限に留め、テンポを優先します。

読みやすさ基準:行数/文字数/CPS/NG集

基準 補足
CPS(秒間文字数) 〜12 13超は要分割/短縮
1行あたり 12〜16字 漢字過多は12目安
表示秒数 1.0〜2.2秒 意味塊ごとに可変
NG 3行表示・長体縮小 可読性が急落

迷ったら削る・言い換える・分割する。字幕は“要約”です。

PR:運用は“雛形×運用”が命。見せ方と導線の型をまとめています


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AB検証設計:フック×字幕×速度の掛け算

変数 A B 評価
冒頭フック 数字断言 対立命題 3秒保持/完視聴
字幕スタイル 白字+黒下地 白字+影+キーワード色 保存/コメント
速度 標準(CPS≤12) 速口×字幕短縮 再生リピート

同時に変えるのは1つまで。比較はジャンル・尺・公開時間を固定して行います。

量産SOP:バッチ処理と1日のルーティン

  1. 朝:素材取り込み→音声抽出→自動書き起こし(10本)
  2. 昼:整形→辞書反映→タイミング調整(5本)
  3. 夕:デザイン適用→焼き込み→サムネ作成(5本)
  4. 夜:QC2名チェック→予約投稿→ログ更新
  5. 終業:高反応語録とNG例を辞書へ追記

“工程ごとのバッチ化”が肝。人は同種タスクの連続で最速になるためです。

品質管理:QCチェックリストと監査

  • 誤字脱字・固有名詞・数値の確認
  • CPS/行数/位置が規定内か
  • 顔・商品・UIと字幕の被りなし
  • 終盤CTAが0.8秒以上表示されるか
  • 音量正規化(-14〜-16 LUFS)・ピーク-1dBFS

QCは制作と別担当が実施。週次で不具合率を可視化し、原因工程を特定します。

用語辞書:固有名詞/専門語の表記統一

区分 運用
固有名詞 製品名/人名/地名 正式表記・カタカナ/英字の統一
専門語 KPI/略語/単位 初出に括弧で補足
禁則 誇大/比較/機微 審査ルール/代替語

辞書は毎週更新。字幕整形エディタに直接読み込む形で使います。

ツール&プリセット:効率を最大化する設定

  • 書き起こし:ノイズリダクション軽・話者分離オフ(単一話者前提)
  • エディタ:キャプションスタイル“Mogrt/プリセット”を共通配布
  • 書き出し:H.264/CBR 10〜12Mbps(60fpsは+20%)/AAC 160kbps
  • サムネ:縦1080×1920/文字は8語以内
  • 自動化:監視フォルダにsrt投下→自動焼き込み→クラウド送信

7日実装プラン(Day1〜Day7)

  1. Day1:KPI定義・安全域・字幕基準(CPS/行数)を決定
  2. Day2:テンプレ(画面/キャプション/終了画面)配布・辞書v1作成
  3. Day3:10本で書き起こし→整形→焼き込みの通し稼働
  4. Day4:QC/監査シート運用開始・不具合率の基準化
  5. Day5:AB(フック/字幕スタイル)開始・予約投稿
  6. Day6:レポ:先行→支援→北極星の因果で示唆作成
  7. Day7:テンプレ改訂・辞書更新・来週の素材収集

法務/権利/アクセシビリティ

  • 著作権:BGM/効果音/素材のライセンス明確化
  • 人格権:第三者の顔/看板は許諾orモザイク
  • 広告表記:比較表現・効能効果は根拠を明示
  • アクセシビリティ:色覚バリアフリー配慮(コントラスト比4.5:1以上)

料金/プラン/SLAサンプル

プラン 内容 価格例 SLA
ライト 月20本(60秒以内)/字幕焼き込み/予約投稿 ¥79,800/月 応答48h/修正1回
スタンダード 月40本+AB2条件+週次レポ ¥149,000/月 応答24h/修正2回
プロ 月60本+サムネ/台本補助/伴走 ¥248,000〜/月 即応8h/修正無制限(常識範囲)

まとめ:字幕は“翻訳”であり“導線”

ショートは、音声を文字へ、話法を導線へ翻訳する競技です。
テンプレ→SOP→辞書→QC→ABのループを回せば、視聴維持・理解・CVは連鎖的に伸びます。
まずは7日で仕組みを立ち上げ、来週の予約投稿から改善を始めましょう。


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