オンライン講座の台本作成

オンライン講座の台本作成|“学習効果×一貫性×制作速度”を両立する実装ガイド

オンライン講座は、勢いと熱量だけでは続きません。
台本=学習体験の仕様書に落として、設計→制作→収録→編集→納品→改善を一本化します。

本記事は、守備範囲、ボイス&トーン、構成テンプレ、媒体別フォーマット、SOP、演出・撮影・字幕、QA、KPI、ABテスト、料金、7日実装、リスク、台帳まで。

提供価値:学習効果×一貫性×制作速度

  • 学習効果:学習目標→評価→コンテンツを整合。受講者の行動変化に直結。
  • 一貫性:話速/構成/図版/CTAをガイド化。講師が変わっても同品質。
  • 制作速度:雛形×変数で台本作成を高速化、収録〜編集の手戻りを最小に。

守備範囲:やること/やらないこと

カテゴリ やること 完了条件
設計 学習目標/受講者像/評価/カリキュラム 設計書合意(1営業日)
台本 モジュール台本/スライド原稿/実演セリフ スタイル適合/尺厳守
収録 画角/照明/音声/テロップ/図版差し込み ノイズ/ブレなし
納品 動画/字幕/ハンドアウト/課題 規格と命名/台帳準拠
改善 KPIレポ/AB/更新ロードマップ 次アクション明記
やらないこと:医療/投資/法務の個別助言や断定表現、比較誇大、第三者素材の無断使用。倫理に反する演出。

学習設計:成果目標/前提スキル/評価方法

  • 学習目標(到達度):「◯◯ができる」形式で動詞化。曖昧な名詞止めは避ける。
  • 前提スキル:必要な環境/用語/既習内容を冒頭で確認。
  • 評価方法:小テスト/実技/提出課題/自己評価の組み合わせ。
  • 逆算:評価→演習→説明の順に逆引きで設計。

ボイス&トーン:話速/間/比喩/NG

  • 話速:収録は1.0–1.1×、ライブは1.1–1.2×。言い切ってから次へ。
  • 間:図版切替/実演前/要点回収の直前に0.3–0.8秒。
  • 比喩:1セクション1個まで。専門用語は即・平易語で言い換える。
  • NG:断定的成功保証/属性の強調/内輪ネタの多用。

台本テンプレ:Hook→ゴール→流れ→実演→演習→要点→CTA

各モジュールは“骨格固定+変数差し替え”で安定化します。

ブロック 内容 目安
Hook 問題提起/効果の宣言/ビフォー→アフター 15–25秒
ゴール 「この回の到達度」を動詞で提示 1–2文
流れ 手順3つを先出し(図示) 20–30秒
実演 UI/操作/数式/コードなどのライブ説明 3–6分
演習 NG→OK例/チェックリスト/小課題 1–3分
要点 3 bulletsで回収(名詞止め禁止) 20–30秒
CTA 課題提出/クイズ/次レッスンへ 10–15秒

モジュール設計:5分×6本/10分×3本の作り分け

構成 用途
5分×6本 Hook→ゴール→実演→要点→CTA 入門/一点集中/モバイル視聴
10分×3本 Hook→流れ→実演→演習→要点→CTA 中級/実務連携/事例込み
ブリッジ 前回要点→今回ゴール→接続演習 回と回の連結

媒体別フォーマット:収録/ライブ/ハイブリッド

媒体 進行 注意
収録 テレプロ台本→テイク分割→編集合成 カット点で手を止める/口癖カット
ライブ 台本+Q&Aスロット/投票/小演習 回線/バックアップ/代替資料
ハイブリッド 導入と実演は収録、演習とQ&Aはライブ 音量/色温度を合わせる

図版/スライド:一枚一主張のルール

  • 1枚=見出し+要点3つ+図1点。文章は短く、動詞で。
  • 表示時間=文字数×0.25秒(目安)。視聴者の読了を待つ。
  • 色:ブランド/アクセント/警告/背景(6:2:1:1)。
  • 代替テキスト:資料配布版に要約を記載。

演出/撮影/音声:視認性と没入感

  • 画角:目線が水平に来る高さ。上半身+手元が映る距離。
  • 照明:キー+フィル+背面。顔に影を残さない。
  • 音声:指向性マイク+ポップノイズ対策。無音室で収録。
  • BGM/効果音:微音量で。学習を阻害しない。

字幕/資料/配布物:SRT/ハンドアウト/課題

  • 字幕:.srtで1行12–18字/表示0.6–2.5秒。専門語は用語集にリンク。
  • ハンドアウト:図版+空欄の要点。演習欄付き。
  • 課題:評価基準(観点×配点)を先に提示。模範回答は段階的に。

PR:オンライン講座は“雛形×運用”が命。見せ方と導線の型をまとめています


SNS運用講座

SOP:要件→台本→収録→編集→納品

  1. 要件定義:受講者像/目標/評価/尺/媒体/締切を合意。
  2. 台本初稿:テンプレに変数挿入→3モジュール試作。
  3. レビュー:差戻し表(指摘/根拠/対応)で透明化。
  4. 収録:テイク表で管理。Bロール/スクショを同時収録。
  5. 編集:不要語カット→テロップ→SE/色→音量正規化。
  6. 納品:動画/字幕/スライド/課題/台帳。アップロードとリンク共有。

QAチェック:公開前の検品表

  • 音量ラウドネス/ノイズ/リップノイズが基準内。
  • 字幕の誤字・タイムコード・専門語のゆれ無し。
  • 図版の凡例/単位/注記/引用元が明記。
  • スマホ幅で視認性OK(テロップ途切れ無し)。
  • CTAリンク/課題提出導線/ダッシュボード計測OK。

KPI:完了率/理解度/実践率

KPI 定義 目安
完了率 視聴完了/全受講 60–80%
維持率 中盤/終盤の視聴率 70%→55%→50%
理解度 小テスト正答/再現課題の採点 80%以上
実践率 課題提出/フィードバック反映 70%以上
満足度 5段階評価/自由記述 4.2以上

ABテスト:Hook/例/演習/密度

A B 評価
Hook 数字断言 対立/失敗談 前半維持率
例の出し方 抽象→具体 具体→抽象 正答/再現度
演習量 小課題×2 大課題×1 提出率/理解度
スライド密度 要点2–3 要点4–5 維持率/直帰

同時変更は1軸まで。7日で小回し→勝ち案を標準へ

価格/SLA:小口〜継続の3プラン

プラン 内容 価格例 SLA
ライト 台本3本(各5–7分)+スライド草案 ¥49,800 初稿72h/修正1回
スタンダード 台本6本+スライド+SRT+課題1式 ¥118,000 応答24h/修正2回
プロ(月次) 月8–12本+収録立会+AB+月次レポ ¥238,000〜/月 即応8h/緊急差替え可
  • 特急:+30〜50%
  • 撮影/スタジオ/ナレーション/翻訳は別見積

7日実装プラン:最短で“回る講座”へ

  1. Day1:受講者像/目標/評価/尺/媒体を合意。シラバス草案。
  2. Day2:台本テンプレ確定→モジュール3本の初稿。
  3. Day3:レビュー→差戻し表→修正。
  4. Day4:スライド/図版/字幕草案(用語集連動)。
  5. Day5:テスト収録→編集→QA(5項目)。
  6. Day6:配布物作成(ハンドアウト/課題)→LMS登録。
  7. Day7:公開→ダッシュボード初期化→AB計画。

書き出し仕様:形式/容量/命名/台帳

  • 動画:MP4/H.264/15–30fps、1920×1080、音量-14〜-16 LUFS。
  • 字幕:module_nn_ja.srt(UTF-8)。
  • 資料:.pdf/.pptx。配布版はリンク/要点のみ。
  • 命名:brand_course_moduleNN_v1.mp4
  • 台帳列:file,module,len,goal,vars,assets,reviewed,next_review,owner,link,notes

リスク/権利/注意:表現・素材の線引き

  • 医療/投資/法務は断定NG。条件・根拠・時点・管轄を明記。
  • 第三者素材:ロゴ/UI/人物は許諾。引用は出典・取得日・改変可否。
  • 個人情報:教材/課題の氏名やメールはマスキング。

まとめ:雛形と変数で学習体験を量産

オンライン講座は“勘”では安定しません。
雛形(骨格)×変数(例・課題・CTA)で台本を標準化し、
KPI/ABで毎週磨き続ける――これが学習効果と制作速度を同時に上げる最短ルートです。


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